HDCとは HDC(ハンディドライバーズクラブ)は、1985年に稲葉衛と有志によって身障者ドライバーの運転技術向と社会的な認知、確立をめざし誕生しました。私たちの一番の目的は”楽しむ”ということです。そして、楽しみながら運転技術の向上を図ることを目的にしています。  
 

発足当初は主にジムカーナを利用して運転技術の向上を図ることを実践するために、練習会や講習会を企画したり、競技会に参加したりする活動を展開してきました。
しかし、私たちは競うことを第一としているわけではありません。あくまでも、運転技術の向上を図り、手軽にモータースポーツを楽しむための手段として、アクセル、ブレーキ、ステアリングの確実な操作と車の挙動の限界を知ることのできる練習会を企画しています。
競争する必要もなければ、専用車両も必要ありません。自分の愛車で出来る範囲内で楽しみ、公道では無理な、限界走行を体験できる練習会を行っているのがHDCです。

 
 

最近は、サーキットでの走行会に参加したり、各自動車メーカーが運営する安全運転講習会にHDC独自の講習メニューを組み込み練習を行っています。

 
 

私たち、HDCはクルマと走ることがなによりも大好きな身体障害者と、一般健常者の集まりです。身障者とクルマというとピンとこない方もいらっしゃるかもしれませんが、現在の日本では、残念ながら私たち(特に車椅子利用者)にとって公共交通機関はあまり便利とはいえません。ですから、クルマを使うことは自由で有効な移動手段であり、生活の一部でもあるのです。

 
  私たちは、クルマ及び、モータースポーツのファンでもあります。練習会等の開催を通し、障害者モータースポーツを普及させ、理解していただくことも重要な活動の一つと考えています。もちろんスポーツドライビングのみならず、モータースポーツに積極的に参加したい方の相談も受け付けています。  
  代表 稲葉 衛