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 オーストラリアン・サファリラリー1995 参戦  
 

1995年8月19日〜27日、FIAワールドカップ・クロスカントリーラリー第7戦として開催されたオーストラリアン・サファリラリーに参戦しました。

オーストラリアンサファリラリーは、オーストラリア大陸の厳しい自然を舞台に、猛暑の中、アウトバック、岩場、川、砂漠などをアデレードからタウンズビルまで5,500キロを9日間に渡って走りぬける過酷なラリーである。一日の気温差が20度を超えることもあり、競技中はもちろん大自然のなかでキャンプ生活をおくることになる。

95年の参戦は、ナビゲーターでもある三菱自動車・特装車両部の堤隆則氏、チーフメカニックの宮代影一氏たちの心強いサポートとドライバー稲葉の強い意志で実現した。
参戦準備は、約1年前に溯り、山積する問題を解決することから始まった。参戦に必要な国際C級ライセンスの取得から、ラリ一車両やサポートスタッフの確保、スポンサー探しなどである。難航続きであったが多くの人たちの協力によって、ギリギリ間に合うことができた。

いよいよ本番、走行順を決める前日のプロローグランで15台中13位を確保した稲葉は、リラックスしてスタートを迎える。しかし、現地は例年にない暑さに襲われ、体幹機能障害のため体温調節ができない稲葉のため装備されたエアコンは、オーバーヒートで不調となり一時は、ドクタ一ストップ寸前まで体力が消耗。2日目には3本のタイアがバーストするトラブルにもみまわれる。

度重なるオーバーヒート対策にメカニックは夜を徹して稲葉の頑張りに応える。そのかいあって見違えるように調子はよくなり、途中ミスコースがあったが安定感ある走りで全行程を走破、見事ゴールを迎えることができた。

戦績:インターナショナル部門 総合10位完走
参加車両:三菱パジェロT2(市販車改造)クラス

 
 
 
     

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